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一級建築士試験の制度が変わる!?〜共同提案について〜

2020年8月27日

アラサー兼業主婦のミケネコです。

一級建築士試験が簡単になるかも!という噂を耳にしたので、調べてみました。

まず、平成30年6月5日に『共同提案』が提出されました。あくまで、まだ『提案』です。

共同提案を出したのは日本建築士会連合会と日本建築士事務所協会連合会と日本建築家協会の3団体で、自民党建築設計議員連盟に提出しました。

建築士の高齢化と、受験者減少による若手建築士の減少を改善するのが目的です。

試験内容が簡単になるわけではなく、受験資格の緩和がメインとなります。以下に簡単にまとめてみました。

実務経験が無しで受験できる

大卒の場合、社会人3年目(実務経験2年)で受験できますが、新人が仕事と一級建築士の試験勉強も平行して行うのは大変です。制度が変わると、在学中にある程度勉強して、卒業した年に受験することができます。

しかし、試験に受かっても実務経験年数が足りていない場合、すぐには建築士登録できず、結局は現行と同等の実務経験が必要です。

実務経験の拡充

平成20年に実務経験の範囲が厳しくなりましたが、今回の提案で下記の業務も実務経験に含まれます。

・設計前の基本計画

・既存建築物の検査など

・学校や官公庁などで建築に関わる仕事

学科試験免除年数の撤廃

現行は、学科試験合格後の製図試験で不合格でも、2年間は学科試験免除で製図試験が受験できます。

この制限がなくなり、1度学科試験が受かれば、何度でも製図試験を受験することができます。

CAD導入

現行の製図試験は手書きですが、CADを使用した試験になります。

その為

建築士試験の制度以外の内容です。

・現行では建築士資格が不要な設計などで、建築士資格が必要になる

・建築士の実態把握と定期講習の検討

最後に

今回は『提案』と言うことで、どこまで実現するか気になるところです。

学科試験免除年数の撤廃が成立すると、受験生には嬉しい制度改革だと思います。

設計製図をCADで行うことは、実務に沿って考えると当たり前だと思いますが、ミケネコはアナログなので手書きでも良いかなと思います。

試験難易度が易しくなったり、出題範囲が狭くなったり、合格率が高くなるわけではないので、必要な勉強量は変わらないと思います。

それにしても、製図試験の採点基準は、もう少し公にしてほしいものです。